様々な疑問に役に立つ情報をお伝えします。
スマホで確定申告する場合
令和3年分の確定申告では、スマートフォンによる申告の対象範囲が広がったことに加え、スマホ撮影で給与の源泉徴収票を自動入力できるようになるなど、制度やシステムがとても便利なものになっています。
スマホで確定申告を行う方法はいくつかありますが、国税庁の提供する「確定申告書等作成コーナー」を利用する方法では、事業所得や不動産所得がない人に限定されており、個人事業主は基本的に対象外となっていますので気を付けましょう。
2つの申告様式
スマホからのe-Taxの利用には「ID・パスワード方式」と「マイナンバーカード方式」の2種類があります。
「マイナンバーカード方式」は、マイナンバーカードの読み取りに対応したスマホもしくは、専用のICカードリーダライタでマイナンバーカードを読み取り、e-Taxにログインする方法です。
ID・パスワード方式と比べて利用できる機能が多くあります。
ID・パスワード方式の場合は、メッセージボックスの閲覧ができないため、還付金の処理状況や、過去の申告履歴を見ることができません。過去の申告を振り返りたい場合は手元に控えを持っておく必要があります。
一方マイナンバーカード方式であれば、e-Taxにログインしてそれらの情報をいつでも確認できます。
なお、マイナンバー方式では、初回ログイン時にマイナンバーカードの読み取りを行い、利用開始手続きをする必要があります。
スマホで作成した申告書の提出方法
税務署に持っていく場合には、受付時間や提出日の期限等に注意しましょう。